野村沙知代さんが亡くなられたニュースを見ていたら、
「子どものためには死ねるが、夫のためには死ねない。それが母親ってものでしょう」とおっしゃている映像が流れた。
ちょうど、3歳で右目を、9歳で左目を失明。
18歳で失聴し、全盲ろうとなりながら東大教授をされている福島智氏の「ことばは光」という本を読み終わったばかり。
サッチー同様、母親が子どもを思う測り知れない気持ちの深さに感動し、日々涙していたところ。←最近、よく泣く。
幼いわが子の目が見えなくなった上に、徐々に聴力が衰えていくことに、「身を切られるような思い」だったと著者の母は語っている。
(この本の感想は、また改めて書こうと思う)
それに比べると、私なんかは全然大したことはないが、本の内容と重なる経験がある。
幼稚園に上がる頃、祖父の仕事場の機械で遊んでいて、左手の親指を切断した。
と言っても第1関節だけなので、「今となっては」私は全く気にしていないが、そこにいたおじいちゃんは相当苦しんだはず。。
もちろん、おばあちゃん、さらには一つ上の兄までも、私以上にこの怪我のことをずーーーっと気にしてくれていたようで、
中学生くらいになった頃、足の指を移植することもできると知った家族は、「自分たちの指を使って」というようなことを言ってくれた。
そこまで言ってくれるならと、私も少し考えてみたが、「今さらもういいやろ~」くらいに、当の本人はもうとっくに受け入れていた(^_^;)
母にいたっては、「きよちゃん、指のせいで結婚できひんかったらと心配したけど、よかったわ」と言っていた。
母の愛、、どんだけ~!?
私には子供はいない。
何度も想像はする。。自分の体の中から、自分と自分の大切な人に似た分身が出てくるということ。。
実際、どんな気持ちになるんやろ、、経験してみたい気もする、、
が、、、
同世代の生徒さんで、産前産後のさまざまな体の不調や生活の変化を感じてらっしゃる方たちを近くで見ていると、
なんだかんだ言って、自分のことがいちば~ん好きなきよちゃんは、
「やっぱり私にはムリーー!?」と思うのである(^_^;)
そうやって、自分のからだや自分の時間を削ってまでも、生み育ててくれた母。。。
まじめでいい子だったきよちゃんは、突然変異したのか、本来の姿に戻っただけなのか、
高校生になった頃から心配ばーっかりかけてきた。
ときどき母が言う。「きよちゃんはいつから※こんな風になってしまったんやろな~、不思議やわ」
※わがままで自分勝手、自由奔放(=父)
明らかにふたりの娘である。
明日から3日間、両親の沖縄旅行にお供する。
こんな私を大切に思い、支え、守ってくれる人がいることに、心から感謝します。
ありがとう。
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12日(火)はお休みをいただき、ありがとうございます。
目いっぱい親孝行してきます(^_-)