「人生は一本の線」

今年の3月に107歳で亡くなった美術家、篠田桃紅さん。

まさに江戸っ子な感じの粋な女性でかっこいい!

「この人スゲェ~」って思いました。

 

開始【3分33秒】まででいいので、ぜひ見ていただきたい。

「美術家 篠田桃紅 102歳」

 

動画【26分~数分】

桜の花を見ながら、

『自然は人間を謙虚にさせる。人間特有の傲慢さ、それが当たり前ぐらいに思って暮らしていることを、

ふっとはずかしいように思う』

『花を見てかわいいと思う人間は傲慢かもね。花のほうが人間ってかわいいもんだなと思ってるかもよね』

 

これに関しては、私も最近ずっと似たようなことを思っている。

毎年のように続く猛暑、記録的な豪雨、熱海の土砂災害、、

私たち人間は、自分たちのことしか考えずに、たったこの数十年の間に取り返しのつかないことをしてきたのではないか。

山が切り開かれ、海や田んぼが埋めたてられ、どんどん新しい家やマンションが建つ様子や、

手つかずの自然の中に人間が捨てたゴミを見ると、本当に悲しくなる。

自然を、まるで我が物顔に扱ってきた。扱っている。。

まさに傲慢。

 

で、いつもその辺を歩いているアリたちを見ると思うのです。

「ちょっとちょっと、アンタらのおかげでうちらも毎日毎日大変ですわ(*´Д`)」と、

私たちを見上げて嘆いているんじゃないかなと、、はぁ。

 

若い頃、私を導いてくれた人が「自分より一日でも早く生まれた人を敬いなさい」とよく言っていた。

桃紅さんからするとまだまだピチピチの私(47歳)ですが、それでもいろいろと共感するところが多々あり、

このように素敵だと思う人と同じような考え方が今できていることに、大変恐縮ながら少々うれしいのであります。

でも、それはきっと、

「『年を重ねる』ということが、おのずと誰かから敬われるような存在にしていく」ということなのかなと思う。

だから、恐れることはない(^^)

みんな順番。。

 

桃紅さんは「ほんとうの自由」についても語っている。以下、著書「百歳の力」より一部抜粋。

『一切の所属、所有がない』『ですから、ほんとの自由っていうのは、私かもしれないと思いますね。

 

 【自】という字に【由る(よる)】が、自由です。私は自由です。自らに由って生きていますから』

 

100年も前、特に女性が、自らに由って生きるなんて到底できなかったはずの時代に、

「苦労なんてしてないわね。したいこと、してるだけ」と言う桃紅さん。

まさに、自由!(^^)!

 

人生は一本の線。

いろんなことがあったな。

今まで起こってきたすべてのことに感謝します。

そして、これから起こることをただ受け入れる。

今のところ、こんな感じで生きてます。

 

ありがとう。