あなたの夢は何ですか?

5~6年前、生徒さんに質問されたことがあります。

「先生の夢は何ですか?」と。。

 

「夢?」「やりたいこと」でもないし、「願いごと」でもない、「夢」と言われると、う~ん、、

私は、もうその頃から自分自身に対するこれという欲がなかったので、

その場でかなり悩み、考えて考えて出した答えが、

「世界中の人々の、体や心の痛みがなくなること」でした。

 

この思いは今も同じです。

私自身、数年間腰痛に悩まされ、体も心も元気がなかった経験があるからです。

 

それから数年経ち、50の声が聞こえてきた今、私が思うのは、

その夢を叶えるためにも、まずはこのまま「きなり」を何かしらの形で存続させ、

私がおばあさんになっても、

「痛みがなくなりました」「気持ちが軽くなりました」などと言ってもらえる自分(指導者)でいること。

 

少し前に90歳のヨガインストラクター「タキミカ」さんが話題になりましたが、

私のイメージする人は「きくち体操」の菊池和子さん(88歳)です。

元体育の先生で、「自分の体は自分で育てる」など共感できることが多く、とても88歳には見えない!

 

私も、ヨガを始めて体が強くなっていくとともに、心も解放され、自分に自信を持てるように。

30代半ば、まだまだ若く、心も体も元気!毎日が楽しくて、何でもできる気がしました。

このあり余るエネルギーを、自分だけのために使うのはもったいない!人のために使わないと!

教師を辞めたあとの、それが私の使命?人生?生き方なんだと思うようになりました。

 

先日、ネットで菅野美穂さんのインタビュー記事を目にしました。

「自分を丸ごと自分自身に捧げられる時期は、人生の中で限られていると知った」と。

確かに、、独身の頃だけやな、本当に自分だけのために好きなように生きられるのって。

それって、裏を返せば、家族(母)が私のために人生を捧げてくれていたということ。感謝しかありません。

いいのか悪いのか、私はいまだに自分を丸ごと自分自身のために捧げられます。

だとしたら、だからこそ、ちょっとくらい一生懸命人のために生きてもいいんじゃないか。

 

きなりを起業したときから10年、変わらない思いでなんとかここまでやってこられました。

なかなか大変なこともありますが、またこれからも、

【いつまでもこのまま情熱と信念を持って、誰かの幸せのために生きる人でありたい】

 

それが、私の夢です。

そして、私の心の栄養です。

 

世界中の人を変えるのは夢が大きすぎますが、少なくともきなりに来てくださっている方、

私に関わるすべての人の心や体の痛みがなくなりますように。

 

ありがとう。