爽やかな5月。久しぶりの北海道はでっかいど~。
初めての道東(網走~釧路)への旅!(^^)!
網走といえば、網走刑務所。
蝋人形でできた囚人さんたちがリアルすぎる&建物がいろいろすごい!
「放射状五翼平屋舎坊」といって、横に長~い5つの舎坊が放射状に建てられていて、
そのすべて(独居房、雑居房合わせて数百ある)をたった一人で監視できるという「中央見張所」
「ホンマや~、5方向全部が遠くまでま~っすぐ見える!」
こうやってしっかり見張られているし、かつては日本で一番脱獄が困難な刑務所と言われていたらしいのに、
どうにかこうにかして2回も脱獄した人がいるというんやから、人間何事もやればできる(*´▽`*)
網走から釧路へと南下し、途中の川湯温泉で1泊。誰もいない。。
「裸の山」と呼ばれる硫黄山。横から吹く強風と霧雨に負けず、噴気孔まで近づく。山、黄色~い!
ものすごい硫黄のにおい。ゴツゴツとした山肌からシューシューと音を立て勢いよく噴煙が上がる。山、生きてる~!
楽しみにしていた摩周湖は、まさに霧の摩周湖。
摩周ブルーどころか、曇り空で阿寒湖もアカンやん!
かつて一世を風靡した?「まりもっこり」が阿寒湖のヒーローだと知れたことがよかった(^^)
阿寒湖畔にある「アイヌコタン」は、今回いちばん訪れたかった場所。
現在も多くのアイヌの人たちが暮らし、伝統文化を受け継いでお店を構えている集落。
アイヌの民族衣装や楽器、数々の木彫りの作品を通して、アイヌの歴史や精神に触れることができた。
最後は、旅のメインともいえる釧路湿原。
どこまでも広がる緑のじゅうたん。
その間をまるでヘアピンカーブのように何度も曲がりくねり流れる釧路川は、カヌーをする人たちの聖地らしい。
「ノロッコ号」に乗り、いざ出発!
って、、ガイドブックで見てた景色と全然違うねんけど(;・∀・)
青々とした緑の時期ではなかったようで、見る限りカラカラに乾燥した林のようだったが、
天然記念物のタンチョウヅルや鹿のファミリーを見られたことがよかった(^^)
釧路のシンボル、幣舞橋(ぬさまいばし)から見る夕日は世界三大夕日だそうで、
レストランのシェフにお願いし、料理の途中でわざわざ見に行ったのに、時すでに遅し。
ゲッ!?
世界で3本の指に入る夕日とやらは、もうすでに沈んでいた( ;∀;)
霧の多い釧路。ずっと曇り空で、この日ようやく最高の夕日が見られるという日だったのに。
花より団子を心から悔い、かなりへこんでいる私に、毎日ここで夕日の写真を撮り続けているという地元のおじさんが、
「夕日が沈んだあとのこの景色の方がきれいなんですよ」と言ってくれた。
ん~、、、よかったとしよう(/ω\)
翌朝、市場で朝食。
定食屋さんのおじいさんが、自分が山で採ってきたという山菜(こごみ)の天ぷらをサービスしてくださった。
高齢やし、イノシシやクマも出るというので大変かと思いきや、
山菜は「春の訪れ」を告げる食べ物なので、山菜を採りに行けることがうれしいとおっしゃっていた。
ここ釧路は風が強く、北海道の中でも一段と寒さが厳しい町らしい。
あのおじいさんの優しい気持ちと大きくてアツアツ揚げたてのこごみの天ぷらは、
ウニやらイクラ、カニやカキをのせた海鮮丼よりはるかにおいしかった。
本当においしかった。
私の中の「世界三大天ぷら」の一つに数えようと思う。
天気予報を見るたびに、今まで旅行で訪れたところを思い出す。
「釧路は今日も寒いな~」
「おじいさんの天ぷらおいしかったな~、元気かな~」
楽しかった、釧路。
また行きたいな。
ありがとう。
執着の強いきよちゃん。夕日を見逃したことを旅行中ずっと引きずってたけど、
帰りの飛行機の中から見た、遮るものが一切なく一面真っ白い雲の上に浮かぶ、
燃えるように赤くとてつもなくで~っかいまん丸な太陽は、
私の中で世界最高の夕日だと思うほど、ものすごく美しかった。
終わりよければすべてよし!な旅でした(^^)