私の推しメン♡

名古屋のナナちゃん
名古屋のナナちゃん

ここ1年、私には推しメン(推しのメンズ)がいます♡

工事現場のガードマンのおっちゃん。

 

毎朝、前を通るたびに「お疲れさまです。いってらっしゃい」と、会釈しながら二カっと笑い、

「いいね!」マークのように親指を立てて見送ってくれるのです(仕事仲間にもやってる)。

松崎しげる並みに日に焼けて、小柄でぷっくりとした赤いほっぺのおっちゃんは、まるで福の神、布袋さんにしか見えない。

もう、私もとびきりの笑顔で「いってきま~す!」と親指を立てるしかない(*´▽`*)

 

トラックを誘導するおっちゃんの吹く笛の音にはものすごくキレがあり、

「オ~ラ~イ」の声もとてもハキハキとしていて気持ちがいい!

その声が聞こえてきたら、ついつい家のベランダからおっちゃんを見てニンマリしてしまう私(*´▽`*)

 

ここの工事が終わったら、また次の現場へ行くのね、、

「さすらいやな~」と思うと、その日までにコーヒーの1本でも渡したい。

 

そして、もう一人の推しメン、その工事現場の前に住む別のちっさいおっちゃんも、

朝も夜も、本当に嵐の日も!誰かが通るたびに「いってらっしゃい、お気をつけて」と、ものすごく丁寧に深々と頭を下げてくださる。

小さな子供やよく知った人にはニコニコしながら両手を振っている。

 

私も含めて、最初はみなさん戸惑っている感じだったのに、そのうち、こちらからも挨拶するようになり、

「私には両手を振ってくれないのね」なんて、まさかの欲も出てきたり(*´▽`*)

今ではこのお二人と立ち話する人が現れたではないか。

おそらくお互いに名前も知らないはずなのに、、、

 

そんなこんなの何気ない毎日が私もなんだか嬉しくて、

一年の終わりにおっちゃんに「一年間ありがとうございました!」と初めて立ち止まって声をかけた。

すると、おっちゃんは「ちょっと待っといてよ」と家に入り、おいしそうなおみかんをくれた。

なんということでしょう!私、ただの通行人やで!?

 

年が明けて、お返しに羊羹をおすそ分けした。

すると、ほんのちょっとしかあげてないのが申し訳ないくらい、こんなに喜んでくれるかというくらい、

「羊羹大好きです。あがとうございます」と、かわいらしい笑顔でお礼を言われた。

なんや、この人のこの感じ!?

ものすごく心がこもっていて、こっちの心もあったまる~♡

 

その日以来、おっちゃんは私にも両手を振って見送ってくれるようになった。

おっちゃんとの関係(距離)が近くなった証であろうか。

うれしはずかしである(*ノωノ)

 

いや~、人とのつながりプライスレス。

ありがとうの一言、やさしい笑顔、気持ちのいい挨拶は人の心を和ませると、改めて思うできごと。

 

人となりは顔に表れる。

そんな人の周りには、自然に人が寄るのでしょう。

最近出会った言葉、『人のために明かりを灯せば、自分の前が明るくなる』ということを教えてもらった気がします。

おそらくこのおっちゃんたちは、自分が誰かの心を温めているとは露とも思っていないであろう。

でも、こんなふうに、自分の思いがけないところで、知らず知らずのうちに人に影響を与えているのであれば、

できればいい影響を与える人でありたいな。

 

そのためには、「気持ちのいい挨拶&何事にも笑顔でありがとう」

自分がやってもらってうれしいことは、積極的にやっていこう。

 

最後にもう一人、別の近くのスラッとしたおっちゃんは、夏も冬も、毎日毎日朝の7時にゴミ拾いをしながら、

通行人に大きな声で「おはようございま~す!」と挨拶をしている。

すばらしき町、姪浜。

 

今日は節分。笑う門には福来る。

おっちゃんたちに福来れ!

 

節分の行事「お多福門くぐり」は福岡県に多い風習だとか。お多福さんの大きく開いた口をくぐると開運のご利益があるそう。

思い切って名古屋の推しメン♡ナナちゃんの股の下をくぐっておいてよかった、き~よ~ちゃんでした!

 

ありがとう。