家族に乾杯!?~指宿市~

前回指宿を訪れたのはいつだったか、、はるか昔。

昔々あるところに、、『浦島太郎』の竜宮伝説は指宿が発祥だそうで、

今回(2023年春)は鹿児島中央駅から『指宿のたまて箱』、通称「いぶたま」で行く観光列車の旅。

車体の白と黒は、若くて黒髪だった浦島太郎が、玉手箱を開けて白髪になってしまったということから。

玉手箱から出てくる煙のように、列車から白い霧がシュ~っと吹きだす演出も。

これは鉄ちゃんならずとも、出発前にテンションが上がる!

で、指宿といえば定番の砂むし温泉、またしっかり砂に埋められてきました。

 

が、、私の今回のいちばんのお目当ては、「坂元のくろずの壺畑」(霧島市)。

翌日、指宿をあとにして電車とタクシーを乗り継ぎ、なんとかたどり着きました。

見晴らしのいい広大な敷地にキレ~イに並べられた、約52000個のつぼ、ツボ、壺!

穏やかな錦江湾に浮かぶ桜島とこの圧巻の壺畑を見ながらの、お酢、お酢、お酢づくしのランチ。

サザエさんもここに来てる!ちょっとうれしい(^^)

 

温泉やおいしい料理はもちろんだが、旅の醍醐味は地元の人とのふれあいにもある。

指宿の駅からも遠く、おそらく観光客は誰も行かないような小さな集落にポツンとある喫茶店。

木がふんだんに使われていて、店内の雰囲気もいい女性オーナーさんのお店。

この場所で喫茶店をやることになった経緯、亡くなったお母さまやご家族のことなど、

いろいろなお話を聞く中で、何度も「施す」という言葉をおっしゃていたのが印象に残っている。

「人のために施せば、それが自分に返ってくることをこのお店をやって学んだわ」と。

60代後半、自然な白髪まじりの髪をキレイに結い、細身でお顔立ちも美しいオーナーさんのお話に、

「この人、マザー・テレサか!?」と思った。

朝の7時過ぎ。きっとこの方に毎日会いにくるのだろう、

気がつけば、近所のおじいさんおばあさんたちが続々とやってきて、お店がいっぱいになっていた。

 

こんな素敵な人と出会うたびにいつも思い出すのが、NHK『鶴瓶の家族に乾杯』という番組。

世間一般では有名人や著名人、何かしらの功績を残した人などにスポットが当たりがちですが、

そこら辺でごくごくフツーに暮らしている人たちの中にも、ものすごい技術や知識、趣味があったり、

地域のため、会社のため、隣近所や家族のために、

フツーの生活を、日々つつましやかに、みんな一生懸命生きていることを思い知らされるのです。

さすがに何より、家族の仲がいい!それがいちばんいい。

ホント、日本全国、世の中にはこんなに魅力的でいい人たちがいっぱいいることに、いつも心がホッとします。

 

ヨガに来てくださってる方もそう。

私も含めて、みんなそれぞれに幸も不幸もある中で、毎日まじめに精一杯生きています。

聞いてみないとわからない、、人に歴史あり!なのです。

 

そんなこんなで、私は「一人でいるのが好き」な性格なのですが、

なんだかんだ「人が好き」なことは確かなようで、、→「私の推しメン♡」

一人で生きてきたような気になってしまいますが、親はもちろん、人との関わりなくしては誰も生きられない。 

そんないろんな人との出会いで起こる、これまでのいいことも悪いことも、

そのすべてが練りまぜられて、今までの私、まだまだこれからの「私」という人間がつくられていく。

それが生きる、年をとるということなのか、、

もうすぐ50歳!?

壺の中で、熟成させるほど色が濃くなるという黒酢のように、

私もなんぼなんでもそろそろ、ようやく若い人にはないいい味わいになっているのだろうか(*´▽`*)

 

世界に誇れる日本人は大谷翔平だけではないで~。→「『名もなき名所』に目を向けよう!」

その辺のおっちゃんやおばちゃんたちの人生、今までがんばってきた自分自身にもカンパ~イ!(^^)!

 

ありがとう。

 

大谷翔平が結婚したお相手は、普通の日本人とのこと。

私も普通の日本人。「私じゃダメでしたか?」とどうしても一言言いたくなるけど、

残念ながらちょっと熟成しすぎてしまった、き~よ~ちゃんでした!

 

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