ゴミとゴミ拾いと私。

2017年に始めた「ゴミ拾い」も5年目に突入。

それまでそんなことをしようと思ったこともなかったのに、

なぜか「一人でもやってみよう」と思う気持ちになっている自分がいた。→「きよちゃん、新聞に載る」

 

おかげさまで少しずつ仲間も増え、先日はまたうれしいお声が届きました。

実際にはお会いしたことのないFacebookのお友達から、「週末か早朝ならいつでも向かいます」と。

ありがたいです。

 

そう、「毎月11日開催」となると、曜日も時間も毎回バラバラ。

開始時間はだいたいその日のヨガのレッスン前に設定していますが、どちらにしても完全に私の都合です。

私は、時間に縛られたり、予定を決めておくのがあまり好きではなく、

「毎月11日の○時開始」と固定すると、なんとなく心の負担になるのです。

「わざわざゴミ拾い」ではなく、「仕事の前にちょこっとゴミ拾い」的な感じがいいな~と。

 

ところが、そうすると参加したい人となかなかタイミングが合わない。

で、いつの頃からか、開始当初から参加してくださっているおなじみAさんなどは、

最近私が決めた時間に合わないときは、その日の早朝に一人でゴミ退治してらっしゃる。

「だったら、自分の都合のいい時にやったらどない?」とつっこみたいところやけど、

いやいや、そんな行動ができるところが、さすが人生の先輩である。

これこそが「ボランティア」→自分から進んで社会活動などに無償で参加する人。

私が逆の立場なら「今日は都合がつかないから仕方ないな~」と言いつつ、ちょっとニンマリしてるかも!?→※1

 

とにもかくにも、

私は「毎月ゴミ拾いやってるんで、ぜひたくさんのご協力お願いします!」と大きな声で呼びかけたことは一度もなく、

いつも小声で「私はやりますけど、よければ一緒にどうですか?」的なスタンスでいます。

あくまでも、「自ら進んで」「自ら喜んで」というところを大事にしている、私の小さなこだわりです。

 

だって、「ボランティア」って決してきれいごとではできません。

自発的な気持ちがないと絶対に続かない。だから、時間も30分!無理はしない。

阪神・淡路大震災をきっかけによく知られるようになった「ボランティア」ですが、

ボランティア活動をしている方々には、本当に頭が下がります。

 

さて、こだわりといえば、

「ものを捨てるときは感謝しながら」みたいなことを本で読んでから、ゴミの捨て方にもマイルールがあります。

家ではほとんどゴミは出ませんが、→「今、思うこと。」

生ごみなどはもちろん、どんなゴミもぐちゃぐちゃな状態ではなく、できるだけきれいに小さくまとめてから、

それを指定のゴミ袋にきっちり詰めて捨てています。→においもなし。ゴミ袋も節約!

 

この時期、よくセミがひっくり返ってお亡くなりになっていますが、→その姿が胸の前で手を合わせているように見える。

死んでいても触るのがイヤなくらい虫は苦手やけど、見つけると意を決してそ~っとつかんで木の根元に置く。

それができないときは、封筒や、きれいな紙などに包んで捨てさせていただきます。→合掌。私も変わりましたな~。

いただいたお花などが枯れて捨てるときも、このように他のゴミとは分けています。

 

そんな私だけでなく、ゴミ拾い仲間にも、みなさんそれぞれのスタイルがあるようで、、

①植え込みに頭を突っ込み、背中にはひっつき虫がいっぱい!まさに体をはってゴミを成敗するAさん

②仕事がお休みのときは必ず参上。どんなゴミでも淡々とわりばしで拾う必殺仕事人、ダークホースBさん

③長い手と火ばさみといい姿勢で、ちょっとかっこつけながら拾う私→※2

 

この前は、土にまみれてアリの棲み家となるくらい風化したお財布を拾いました。

中には「平成19年まで有効」の免許証が!現在65歳になられる近くにお住まいの男性のものでした。

交番に持っていくと、「中に450円入ってますが、落とし主からの連絡はいりますか?」と訊かれた。

「いいえ、いりません」と答える。

 

でも、もしこれが1億円入ったカバンだったとしたら?

「連絡はいりません」と即答するのか?

「い、い、いりませんよ~」とちょっと声が上ずるかもなと、、

交番からの帰り道、こんなしょうもない妄想をする自分が情けない。。→※3

※1~3からして、私にはボランティア精神など全くないことがわかるわけで。。

 

やはり、ゴミ拾いはなかなかに深い。

 たかがゴミ拾い、されどゴミ拾い。

 

ありがとう。

 

先日、「金メダルをタクシーに忘れたけど、無事に戻ってきたので直接お礼を言いたい」というオリンピック選手がいた。

私もいろんなところにいろんなものを忘れて拾ってもらうので、その気持ちがめっちゃよくわかる、き~よ~ちゃんでした!