2022年ももう10月!?
思いおこせば、48歳寅年女の幕開けは沖縄でした!
那覇から車で40分程の南城市安座間港から高速船で15分、神の島・久高島へGO!
久高島は、沖縄を創世したという女神「アマミキヨ」がここから国づくりを始めたという琉球の聖地。
こりゃ~、お正月早々縁起がいい!
アマミキヨが天から舞い降りたという岬に立ち、「キナリキヨ降臨!」なんて思いながら、
強風吹きすさぶ中、しばし海を眺めた。
翌日は、新年の行事が行われていた首里城へ。首里城火災の日も沖縄にいました( ;∀;) →「大切なものは心の中にある」
お正月やし?守礼門の前で写真やさんに呼び込まれるがままに琉球衣装を着て記念撮影(^^ゞ
恥ずかしながらも、いい記念に(^^)
さて、それより何より思い出深い沖縄の旅となったのが2021年。
那覇の公設市場にある広場のベンチで座っていると、ひとりのおじさんが声をかけてきた。
「みんなが知らない沖縄を案内してあげるからついてきなサイ」と。
その時は一人だったので少々悩んだが、何かあってもこのおじさんなら走って逃げられるかと思い、ついていくことにした。
市場を抜け、観光客は歩かないような路地をサッササッサと歩きながら、「沖縄は町全体が植物園サ~」とおっしゃる。
「これが月桃の花。これがシークワーサーの葉、匂ってみなサイ」
持っている傘であちこち差しながら、「これがスイカ。これがバナナ」と、
人の家の庭先に咲いている南国の植物をあれやこれやと説明してくださる。
さらに、「ここにシーサー。ここにも。はい、写真撮りなサイ」と、
町中に隠れているシーサーを、必ず写真を撮るのとセットでいっぱい教えてくれた。
かれこれ1時間ほど結構な速さで歩き続け、そろそろ「お礼はどうしよう、、缶ジュースでも渡そうか?」と思っていた矢先に、
やちむん通りにある、ガイドブックにも載っているおしゃれ~なお茶屋さんに有無を言わさず入れられた。
そして、まだメニューも何も見ていないのに席についてしばらくすると、沖縄の「ぜんざい(かき氷)」が私の元へ。
おじさんにはコーヒー。
要するに、「顔パス」
その瞬間、「半信半疑、いつでも逃げるつもり」でいた私のおじさんを見る目がコロッと変わり、
「あ~、このおじさんはいつもこんなふうに観光客をもてなしてるんやな~」とホッとしたのと同時に、
まだまだ知らない人についていってもいい世の中であることがうれしかった。
で、山盛りのかき氷を一生懸命かき込んでお茶屋さんをあとにし、まだここからも終始おじさんのペース。
最後にまた公設市場に戻り、「飛行機の中で食べなサイ」と、
沖縄の炊き込みごはん、ジューシーのおにぎりとアオサなどの天ぷらを買って持たせてくれた。
最後は空港へ向かうゆいレールの駅まで送り届けられ、おじさんのミッションは完全にコンプリートされたのである。
こちらの予定は全くお構いなし(*´▽`*)
いや~、何度も沖縄に来ているが、本当に新鮮で心温まる思い出。
「ありがとう」の気持ちいっぱいに、おじさんの後ろ姿を見送り、何度も手を振った。
後日、お礼の手紙と一緒に福岡といえば明月堂、山笠パッケージの「はかたの珈琲」と「川端ぜんざい」を送った。
我ながら、完璧なチョイスである。
しかし、ノンストップでガンガン歩いたあとにいただいた冷たくて甘~いぜんざいと、
まだほのかにあったかいジューシーと天ぷらは本当においしかったな~。
一方、久高島で買った、神様の使いといわれるイラブー(ウミヘビ)を練りこみラードで揚げたお菓子、
「揚げあげイラブーめん」は、まさに神がかり的に私の口に合わなかったけど、、残さず全部食べたおかげさまなのか、
2022年も今のところいい一年を過ごせている、き~よ~ちゃんでした!
ありがとう。